ケアマネージャーが知っておきたい社会保障制度ガイド

生活保護費から支払われる費用/交通費等

●訪問介護、訪問入浴介護、訪問リハビリテーション、訪問看護、福祉用具貸与時の訪問に要する事業者の交通費

 

利用者の居住地が、事業者の運営規定による「通常の事業の実施地域内」であれば、
事業者の交通費は介護報酬に含まれます。
地域外の生活保護利用者が近隣に適当な事業者がないなど、
やむを得ない事情により利用した場合には、その事業者に対して交通費が支給されます。

 

●居宅療養管理指導時の訪問に要する事業者の交通費

 

介護保険では、利用者負担であることから、経費として必要であると認められた場合、
その事業者に対して支給されます。

 

●通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護の給付を受ける際の利用者の送迎費

 

「通常の事業の実施地域内」ですが、事業者の交通費を介護報酬に含まず直接利用者に請求する場合や、
地域外の生活保護利用者が近隣に適当な事業者がないなど、
やむを得ない事情によって利用した場合の送迎に要した費用は支給されます。

 

●訪問介護の際の外出介護、通院介護等に必要となるヘルパーの交通費

 

利用者との外出時に必要とされるヘルパーの交通費は、
付き添い者にかかわる生活扶助、医療扶助の移送費の範囲であれば支給されます。
通院時に必要とされるヘルパーの交通費は、全額支給されます。

 

●介護施設入所の際の利用者の移送に必要な交通費

 

施設の入退所に伴う居宅と施設間の移送に要する交通費は、実費全額が支給されます。

 

●居宅介護支援事業者による居宅サービス計画(ケアプラン)作成料

 

介護保険未加入者(みなし2号)については、介護扶助で全額支給されます。

 

●通所介護・通所リハビリテーションの利用者のおむつ代

 

通所介護・通所リハビリテーションの利用者のおむつ代は、基準の範囲内で生活扶助から全額支給されます。

 

●短期入所生活や療養介護における利用者のおむつ代

 

利用期間中のおむつ代は、介護保険9割、介護扶助1割により支給されます。
介護保険未加入者(みなし2号)については、介護扶助で全額支給されます。
その他の期間については、ショートステイの利用が月の2分の1を超える場合は、
ショートステイ利用日数分を減算した上で支給されます。
ショートステイ利用が月の2分の1を超えない場合には、
基準額の範囲で必要分が全額支給されます。

 

●月の途中で生活保護開始となった福祉用具貸与利用者の利用料

 

保護決定日以降の利用料は、介護保険9割、介護扶助1割により支給されます。
介護保険未加入者(みなし2号)については、介護扶助で全額支給されます。

 

●認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者生活介護(ケアハウス、有料老人ホーム等)利用者の生活費

 

介護サービス費は、介護保険9割、介護扶助1割により支給されます。
食費などの生活費と居住に関わる費用(管理費・保証金)は、
基準内で生活保護費(生活扶助・住宅扶助)から支給されます。

 

●特定福祉用具購入に必要な費用

 

介護保険加入者については、特定福祉用具購入費用は、必要経費全面が金銭給付されます。
その後、介護保険から償還払い(9割)された金銭を福祉事務所に返還します。
介護保険未加入者(みなし2号)については、介護扶助で全額支給されるので、返還は生じません。
支給に当たっては、障害者総合支援法による補装具費の支給・日常生活用具の給付が可能な場合には支給されません。

 

●住宅改修に必要な費用

 

介護保険加入者については、住宅改修費用は必要経費全額が金銭給付され、
その後、介護保険から償還払い(9割)された金銭を福祉事務所に返還します。
介護保険未加入者(みなし2号)については、介護扶助で全額支給されるので、返還は生じません。