ケアマネージャーが知っておきたい社会保障制度ガイド

ケアプラン作成時のポイント

介護保険給付の自己負担分が支給される
「介護扶助」の適用を受ける人たちへのケアプラン作成時には、
注意すべきポイントがいくつかあります。

 

受給者数、保護費共に、過去最高を更新する生活保護ですが、
受給可能性のある世帯の2〜3割しか保護が利用できていない現状があり、
その割合は諸外国に比べてもとても低い割合です。

 

つまり、生活保護基準以下で生活している高齢者は、
実際には多く存在している現状があるということです。

 

世間では、生活保護についての色々な問題が報道されていますが、
実際には、必要な人を利用していない、或いは利用することができていない現状があります。
ですから、不正受給の防止はきわめて重要ですが、
本当に生活保護を必要としている高齢者を見つけた場合は、
積極的に地域包括支援センターや福祉事務所に報告し、保護の申請を勧めるなど、
対策をすべきです。

ケアマネジメントのポイント

・依頼するサービス事業者が、生活保護法の指定を受けている。
・区分支給限度額を超えてのサービス利用はできない。
・作成したケアプランの写しを福祉事務所のケースワーカーに提出する。
・福祉事務所から送られてくる「介護券」を毎月確認する。
・65歳以上の生活保護受給者は、自己負担(原則1割)を介護扶助で請求する。
・40歳以上65歳未満の生活保護受給者で、医療保険未加入者は、10割を介護扶助で請求する(みなし2号)。
・住宅維持費と住宅改修費の違いについて認識する。

 

●住宅維持費と住宅改修費の違い

 

・住宅維持費(生活保護法)

 

目的: 生活している家屋の補修や維持を行う、または、家屋の従属物の修理を行う目的があります。

 

内容: 畳の張替え、建具の修理、水道設備の修理、配電設備の修理、風呂桶の修理、
    シロアリの駆除、網殿設置など(家屋の補修は、社会通念上最低限度の生活にふさわしい程度において可能です)

 

・住宅改修費(介護保険法)

 

目的: 高齢者にとって生活しやすい環境を整えたり、屋内の事故を未然に防ぐ、生活の改善を図るなどの目的があります。

 

内容: 手すりの取り付け、段差の解消、すべりの防止、引き戸等への扉の取替え、
    移動の円滑化等のための床、通路面の材料の変更、様式便器等への便器の取替えなど